「あなたに会えてよかった。」
そんな言葉で締めくくられるお笑いステージ、いままで見たことがありますか?
2025年11月19日、株式会社マーキュリー運営の「シアターマーキュリー新宿」にて、“日本一学校を回るお笑いコンビ”の「オシエルズ」が子どもたちに笑いの授業をおこないました。
「オシエルズの笑う学校」と称したこの舞台は「人を傷つけない笑い」がテーマ。当メディアでは、小学生以下の子どもたちと保護者100名以上の参加で盛り上がったイベントの様子をレポートします!
挨拶代わりの漫才で子どものハートをキャッチ!

(写真:左/矢島ノブ雄さん、右/野村真之介さん)
「初めに、僕らの漫才を楽しんでいってね!」舞台に登場したオシエルズの2人が、用意されたセンターマイクに向かい勢いよく披露したのは、最近流行りのAIを使ったネタ。
「昔ばなしの『桃太郎』を英語に翻訳→ピーチマン→そこから更にAIで日本語に訳したら……?」
『桃男』というとんでもないタイトルでスタートした奇想天外な物語を展開させ、子どもたちのハートをガッチリ掴んでいました。
オシエルズさんにのちほど話を聞くと
「今日は学校ではなく、地域の子どもが集まるステージでした。少し緊張した場を温めるため、いつもよりたっぷりと漫才の時間を取りました!」と教えてくれました。
2人の予想どおり会場が和やかな雰囲気に包まれたタイミングで、オシエルズの自己紹介が入ります。
オシエルズ「矢島ノブ雄(やじま のぶお)と野村真之介(のむら しんのすけ)の2人で、日本一学校を回っているお笑いコンビです。
2024年は166校訪問し、2025年は202校のもとへ訪れる予定があります!」
人を傷つけない笑いとは?

続けてオシエルズの2人が、お笑い芸人になろうとしたきっかけと「人を傷つけない笑い」について教えてくれました。
どうやら2人とも、子どものときにクラスメイトから容姿をいじられた結果、深く傷ついてしまった過去があるようです。
少しふっくらしていた矢島さんは、小学生の頃に“おデブちゃん”と。反対に痩せていた中学生の野村さんは“ガリ勉”と言われ、笑っていたのはいつも周囲のいじわるな友だちばかりだったと語ってくれました。
しかし2人を取り巻く環境が変わったのは、みんなの前で漫才を披露したその瞬間。会場を笑いでいっぱいにしたことをきっかけに、誰も自分のことを悪く言う人がいなくなった経験があるそう。
オシエルズ「笑いは、人のためにするものです。自分のためにする笑いは、もはやお笑いではありません。
『うざい きもい 消えろ だるい ⚪︎ね ⚪︎すぞ』
などの嫌がる友だちがいる言葉を使うよりも
『いいね!さすが!そうしよう!素晴らしい!そうなんだ!』
のように、“相手を受け入れる”セリフであふれた笑いを、みんなで作ろうよ!」
即興コント「ペーパーズ」で大盛り上がり!

会場に訪れたみんなに、とあるメモを配っていたオシエルズ。
そこには「好きな言葉やセリフを書いてください!アニメやマンガのセリフ、言われたら嬉しいことなど、何でもOK!」と書かれていました。
「みんなのセリフをすべて受け入れる!」と2人が言いながら始まったのは、子どもたちがメモに書いた言葉をあらゆる局面で使っていく「オシエルズの笑う学校」で人気の即興コントです。
まずはコントのお題をみんなから募集。「新宿!遊園地!プール!学校!お風呂場!」などたくさんの答えが出るなか、今回は映画館に決定!
2人はさっそく、映画館というシチュエーションだけで物語を組み立てていきます。ちなみに基本の型すら決まっておらず、最初の時点からすでにアドリブだそうです!
途中でステージに置いたみんなのメモを開き、書かれたセリフをもとにまた物語を展開させるスタイルでコントは続きます。たとえばサッカーをするシーンでは……
このPKを決めれば……僕は……(メモをチラッ)
「月に代わっておしおきよ!」
と大声で叫びながら、月のように軌道を描くムーンシュートで見事ゴール。あまりにも予測不能な展開の連続に、子どもたちがドキドキと笑いの渦へ巻き込まれていました。
臨場感あふれるコントは、ぜひ実際の劇場でチェックしてみてください!

その後は子どもたちを4人ステージに上げ、全員で即興コントをおこなうさらなるチャレンジへ。
学校をテーマに前代未聞のストーリーが繰り広げられるなか、最後に子どもが読み上げたメモには「あなたに会えて良かった」という素敵なメッセージが。
大きな拍手と優しさに包まれながら、会場にいるみんなで作り上げた「相手を受け入れるお笑い」のコントが終了しました。
コミュニケーションゲーム・相手のアイデアを受け入れる大切さ
次のプログラムは、いますぐ学校で楽しくやりとりができる方法として、2人1組でおこなうコミュニケーションゲームです。
じゃんけんをし、あいこになったらお互いの目を見て、両手の親指を立てながらイエーイ!とするルール。
会場で初めて会ったお友だち同士でも、和気あいあいとコミュニケーションをしている様子が印象的でした。

次に、お互い1つずつ言葉をつなげ、物語を作るゲームも開始!
「ドラえもんののび太が→どこでもドアで→砂漠にいき→温泉を掘り当て→今→のび太は→そこの経営者です」
といった感じの予測困難なストーリーが各所で展開され、子どもたちはすっかりオシエルズの授業に夢中になっている様子でした。
一通りゲームを終えたのち、オシエルズからはこんなことが伝えられました。
オシエルズ「相手の言ったことを自分のアイデアとしていうと、みんなの知らない世界がどんどん広がります。
そして予想していない方向に行ったとき、大きな笑いが起きるんです!そういう笑いをみんなが作っていけば、学校からいじめはなくなります。」
最後には、コント「さんすう」で小学生の子どもたちをさらなる爆笑の世界へ誘い「オシエルズの笑う学校」はニコニコスマイルで溢れたまま終了しました。

参加した子どもたちにお話を聞くと「即興コントが面白かったです。言葉が組み合わさっていくのがドキドキした!」「お友だちに教えてあげたくなる楽しさだった!」
そして保護者の方からは「『傷つけない笑い』というワードにピンときて、渋谷区から駆けつけました。子どもが楽しそうに最後まで聞いていたので、参加した意義を感じました。」などの温かいコメントをいただきました。
オシエルズ・スペシャルインタビュー

ーーなぜ即興コントがあんなに面白く成立するのでしょうか?
オシエルズ「才能、、ですかね……。というのは冗談で、いま引いたメモが、最高のアイデアだと思うことです。そうして僕たちが“受け入れるお笑い”を全力でやって笑いを取ると、面白さを肌で感じてくれた子どもたちが「自分もやってみたい!」とどんどんステージに上がってくれるのが嬉しいですね。
ーー「オシエルズの笑う学校」がちょっと気になっている方へメッセージをお願いします!
オシエルズ「『笑いを教える』と聞いただけでは、なかなかイメージがつかない方が多いかもしれません。そのようなときこそ、僕たちの授業に実際に訪れてもらい、子どもたちの反応をたしかめてみてください。
イベント後に直接、自分の地区にも来てほしいと相談を受けることも珍しくないんですよ!ぜひ学校やイベント会場でお会いしましょうー!」
オシエルズ
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「オシエルズ」公式HP・お問い合わせ
オシエルズ矢島ノブ雄
オシエルズ野村真之介

イベント主催
株式会社マーキュリー
https://mercury-group.co.jp/
マーキュリーは今後も、自社施設「シアターマーキュリー新宿」を活用し、地域と企業が協働で子どもの学びと成長を支える取り組みを継続的に推進してまいります。
「教育」「文化」「地域共創」を軸に、笑顔と体験を届ける社会貢献活動の拡充を目指します。
イベント協力
美味しい発酵 味噌五郎
https://www.instagram.com/misogoro555/
「食べたもので身体はつくられる」という理念のもと、発芽ねかせ玄米や自家製味噌を用いた定食を提供しています。
今回は、“身体にやさしい発酵食”をテーマに、子どもたちに食の大切さを感じてもらう機会として、特製弁当を終演後にご提供いただきました。
