笑って泣けるリアルファンタジー舞台
『シンデレラと3人の御曹司』
2025年5月7日の公演初日に向け、キャスト全員による通し稽古がおこなわれました。
(ストーリー)
父1人、子1人で育てられたシンデレラ。
母はシンデレラを産んで間もなく、病に倒れたという。 携帯に使われる特殊なチップを製造する大会社を経営する父の元に転がり込んだ継母は、金に目がくらんだ性悪女だった。
ある日、突然の交通事故で父が他界。するとシンデレラが住む豪邸に、継母とその意地悪な連れ子たちが転がり込んでくる。 そんな時、ひょんなことから出会った3人のイケメン御曹司。 3人の想いはシンデレラに届くのか!? シンデレラの決断はいかに。
当メディアでは、本番を目前に控えた稽古場を訪問。演出家のたはらひろやさんをグッと捕まえ、本作に込めた思いを聞きました!(主要キャストからのスペシャルコメントも掲載)

たはらひろや:コメディタッチで描かれたこの劇は、最初から最後まで笑顔で観られる作品です!ただ実は、初めから笑いの要素にこだわり抜いた演出をしたわけではなく……。
集まった演者たちがストーリーを丁寧に紐解き、それぞれが自分なりの解釈をした結果、誰もがお腹を抱えて笑えるような舞台が出来上がりました。

たはらひろや:主演の中野郁海さんは、シンデレラの複雑な感情をしっかりと理解し、魅力的に演じてくれています!
たとえば、シンデレラがいじめを受けつつも、無理やり笑顔を作ろうとする繊細な演技には、私自身とても助けられました。おかげで、ただの弱いものいじめをしている描写ではなく、シンデレラの強さを感じ取れるような場面を作れたと思っています。

たはらひろや:この作品のテーマは「赦し」です。
最近、もともと日本人がもっているであろう「人を想う大切さ」が失われているような気がしていて。ふとSNSを覗けば、誹謗中傷であふれてばかり。思ったことを言う前に、他人の気持ちを想像する余裕がなくなっているのではと日々感じています。
ぜひ舞台を通して、シンデレラの真っ直ぐな気持ちに触れてほしい。そして、いま抱えているものだけでなく、過去のモヤモヤをスッキリさせてもらえると嬉しく思います。

次に、脚本を担当した 上村 雅代さんにもお話を伺ったところ、前作との違いを中心に裏話を教えてくれました。
上村 雅代:実は2024年にも、同タイトルの舞台を上演していました。今回、また違ったテイストでお届けしたい思いから、ストレート劇(セリフや芝居のみで魅せる演劇)を採用することに決めました。
ただ、前回の舞台で豊富に披露していた歌とダンスを、どのようにして言葉で紡いでいくかは課題だったと思います。演出家のたはらひろやさんのおかげで、コメディ要素をふんだんに詰め込みつつ、強いメッセージ性はそのままの舞台に仕上がったと感じています。
前作を観ていただいた方でも、まったく違う視点で楽しんでもらえること間違いありません!

出演者スペシャルコメント
御曹司 役
小林大隼 @kobakobataishin

まだ劇団に入って間もない私は、まさかの配役に驚きを隠せず、初めはガッチガチな状態で参加しました。悩みながらも、周囲のみなさんに助けられたおかげで、いまでは肩ひじ張らずに演技ができています。
私が演じる御曹司は、物語のなかで内面が変化しつつも「好きな人を守りたい」という気持ちが一貫しているキャラクターです。正解のない感情を表現するなかで、本番でどのような演技ができるのか、自分でも楽しみにしています!
美南役(シンデレラのお友達)
長谷川 麻由 @mayu_hsgw0210

最近はミステリアスな役柄を演じることが多かったので、ここまではっちゃけたのは本当に久しぶりです。ただ、自分の性格と似ている部分もあるせいか、かなりナチュラルに演じさせてもらっています。
シンデレラが笑顔でいるシーンを共にすることが多いので、お客さんも一緒に笑ってくれると嬉しいです。「周囲を振り回しながら、自分も振り回される」動きのある役割を自分でも楽しみながら、全力で舞台を引っ張っていきたいです!
早苗 役(シンデレラのお友達)
武田莉奈 @rinatakeda777

とにかく、出演者の方々が本当に個性的なんですよ……。なかなか予定調和に演技をさせてくれないときがあって、困りつつもなんとか対応するのが最高に楽しいです。
舞台をあまり観たことない人でも、気軽に楽しめる要素にあふれた作品だと思います。仕事帰りにふっと立ち寄り、小劇場ならではの迫力に驚きながらも、笑って帰ってもらえると嬉しいです!
御曹司 役
新井 將 @sho_arai555

自由度が高すぎる役柄なこともあり、かなり羽を伸ばした演技にチャレンジしております。ファンタジー要素も相まって、型破りな演出をお客さんも笑って受け入れてくれるんじゃないかな。
稽古を重ねていくなかで意識したのは、ほかの御曹司との絶妙なバランスですね。共通してシンデレラへの愛に一直線であるなか、それぞれが面白い立ち回りを確立している点には、ぜひ注目してほしいです!
御曹司 役
大崎 捺希 @NRespawl

シンデレラを好きなパラメーターが振り切れている今回の役柄。舞台で表現するには、もはや”あの”テンションに辿り着くしかありませんでした。
作品を通して伝えたいことはありつつも、とにかく観た人を笑顔にしたい思いが日々強まっています。私たちの本気とお客さんの笑い声が合わされば、これまでにない最高の舞台が出来上がるのではないかと、いまから楽しみで仕方ありません!
主演・シンデレラ役
中野郁海 @ikumi8_official

「主演以外の道はありますか……?」
今回のお話をいただいたとき、私がつい口にしてしまった言葉です。アイドルをしていた頃に感じた”センターの重み”、そして舞台に出るなかで垣間見た”座長としての責任”を思い出し「私に務まる?背負い切れる?」という不安があふれてしまったのだと思います。
実はまだまだ、緊張の日々を送っているのが正直なところ……。でも、舞台をやりきった瞬間に、初主演の夢を叶えた実感が湧いてくれることを願っています。

目まぐるしくシーンが変わっていく本作では、シンデレラの心の動きを丁寧に作ることに力を注ぎました。周りのみなさんが場をかき乱してくれるからこそ、シンデレラの純粋さが際立つところにも注目してほしいです。
シンデレラが突き進んでいく運命を、とんでもないわちゃわちゃ感とともに楽しめる刺激的な舞台。いままでにない中野郁海を見せられると思うので、ぜひ劇場へ足を運んでくれると嬉しいです!

「シンデレラと3人の御曹司」@bsjo_naprasno
総合制作:劇団KINGWARP ■主催:株式会社エンタグレースターズ
【協力】(社)中野区倫理法人会
【公演スケジュール】
劇場:中野ザ・ポケット
5月7日(水)19:00【Aチーム】
5月8日(木)19:00【Bチーム】
5月9日(金)14:00【Bチーム】/19:00【Aチーム】
5月10日(土)13:00【Aチーム】/18:00【Bチーム】
5月11日(日)12:00【Bチーム】/16:00【Aチーム】
【チケット情報】
[全席自由席]
RS席←完売
S席(2〜3列)¥7,800
A席(4〜5列)¥6,800コリッチのみ販売
B席(6列目以降)¥5,800コリッチのみ販売
全席カンフェティ販売
コリッチ(A.B席のみ)
【http://stage.corich.jp/stage/353294】
カンフェティ
川上 良樹
『ポエトリー・オン 』編集長 エンタメ・ビジネス領域にて多数のインタビュー記事を執筆。 舞台の表側だけでなく、裏側にもフォーカスした取材をおこなう。https://kawakamiyoshiki.edire.co/
