西東京・田無駅にある『ケーキファクトリー スマイル』。フードプリンターを用いたプリント技術により、"推し活"がより楽しくなる取り組みをしています。
ケーキやお菓子に、推しの姿をプリントできる「推し活クッキー」「推し活ケーキ」。まるで写真をそのまま映し出したようなクオリティを実現する秘密は、独自のコーティング手法にあります。
今回お話を聞いたのは、幼少期からアニメやカードゲームに情熱を注いできたオーナー・吉川真介さん。ケーキ屋を10年営むなかで出会ったフードプリンターを、推し活に接続させたのは自然な流れだったかもしれません。
食べられるけど、飾りたくなる。渡せるけど、手放しにくくなる。推し活のあらたな価値を作る発想と技術をお聞きしました。
――今日はお店へお伺いする前に、ケーキファクトリー スマイルで注文受付をしている「名刺クッキー」を作ってもらいました。
吉川さん:はい、こちらです!

――写真がハッキリと映っており驚きました!名刺クッキーは、どのような用途で使用する方が多いのでしょうか?
吉川さん:名刺として渡せるタイミングなら、どんな場面でも活躍します!
定期的にご利用いただいている弁護士の方は、講演会での来場者プレゼントとして活用いただいています。
──名刺をクッキーにすることで、どんな効果が生まれるんでしょう?
吉川さん:「クッキーは食べたらなくなってしまうので、名刺とは相性が悪いのでは?」と思う方がいるかもしれません。
しかし実際には「クッキーの方ですよね?」なんて、ほかにない覚えられ方をすることがよくあるんです。形としては残らないのに、記憶には残るのが面白いですよね。
――実際にクッキーを食べてみたら、白い部分はしっかり甘くて、生地も食べ応えがありました。プリントの鮮明さが驚きなのですが、どのような秘密があるのでしょうか?
吉川さん:一般的な写真プリントのクッキーは、色が薄くてぼんやりした印象になりがちです。
うちの場合はコーティングに独自技術を施しており、人物をそのまま映し出したかのような仕上がりが実現できます。ビニールにくっつかないので個包装にもでき、プレゼントとしても渡しやすいのが特徴です。

吉川さん:名刺クッキーは、QRコードも読み込み可能です。「展示会のメイキング映像」「ライブのオフショット動画」などを付ければ、“来場者特定の特別ギフト”としても活用できます!
――プリント技術は、ほかにどのような用途で使われていますか?
吉川さん:もちろん名刺だけでなく、あらゆる写真を貼り付けることも可能です。クッキーのみならず、ケーキなどのスイーツにもクオリティを落とさずプリントできるので、お客様の目的に合わせて柔軟に対応しています。
たとえば、アイドルグループさんからの依頼で、メンバーの写真をプリントしたオリジナルケーキを作ったことがあります。生誕祭の限定製品として販売をしていただいたようで、イベントの盛り上げに貢献できたのは素直に嬉しく思いました。
――「推し活」を盛り上げる用途でも使用できるのですね!まちのケーキ屋さんが、どのようなきっかけでこのような取り組みをしているのでしょうか。
吉川さん:そもそも私が生粋のオタクで、子ども時代はアニメやカードゲームに熱中する日々を送っていました。プリント技術を使ったサービスの提供を思いついたのは、トレーディングカードの"レア度"の概念が面白いと感じたのがきっかけです。
同じカードなのに、レアリティにより価値が変わるあの感じ。ワクワクしませんか?私がプリント技術を提供し、あとはお客様があらゆる価値に変換してくだされば……エンタメとしても面白いのではないかと思っています。
――なんと、吉川さんもオタクだったのですね。
吉川さん:そうなんです。でも一昔前って、オタクに対して厳しい目を向けられていましたよね。表立って、好きなことを発信できない風潮もあったように思います。
でもいまはオタクカルチャー全盛期で、日本を支えるビジネスになっていますよね。ここはオタクである自分が、ケーキ屋で培った技術を駆使してなにか貢献できたら……!と思ったのも、いまの活動をしている原点かもしれません。
――たとえばクッキーにプリントをしてほしい場合、どのようにして依頼すればいいのでしょうか?
吉川さん:プリントしたいお写真のデータを送ってくだされば、細かい位置などの調整は店舗でおこないます。
基本的には5枚からお受けしているので、それぞれ別の写真にしても問題ありません。1枚は家族の写真にして、自宅用に持ち帰る方もいました!

※写真は2026年5月時点
――依頼する際の注意点はありますか?
吉川さん:プリントする写真に関しては、お客様の責任で使用していただければと思います。
たとえばアイドルのイベントで、ファンの方が推しの写真をプリントしたクッキーを配りたい場合。運営の事務所から、写真使用の許可をもらった状態でないとトラブルに発展する可能性があります。
関係各所からの了承を経たうえで、気持ちよく推し活してくださるのが一番です!こちらが考える以上に、お客様が独自の楽しみ方をしてくれるのも面白いですね。
――ほかに、プリント技術を使ってこんな推し活をしていた!のような事例はありますか?
吉川さん:みなさんが想像する「推し活」とはちょっとズレるのですが、"クッキーなのに食べられなかった"エピソードをお話させてください。
敬老の日に、お孫さんがおばあちゃんとの写真をクッキーにして贈ったことがありました。でもそのおばあちゃん、クッキーをタンスの上に飾って、食べずにずっと眺めているそうなんです。友達が遊びに来るたび、自慢までしているそうで。
一生食べられないけど、一生価値のあるクッキー。
それもまた、悪くはないかなと思ってしまいました。

――素敵なエピソードをありがとうございます。最後に、今後の展望などあれば教えてください。
吉川さん:"ギフトに価値をつける"ことが、今後のテーマだと思っています。
たとえば、お中元などの時期に合わせて、会社のロゴ入りクッキーを作ることも可能です。
季節に合わせた贈り物は、もらった側からすると、どの会社からもらったっけ?となってしまうケースも珍しくありません。蓋を開けたときにロゴ入りクッキーが入っていれば、記憶にも残りやすいのではないでしょうか。

これからも「推し活」をサポートする取り組みをしながら、またあらたな価値をお客様と生み出していけたら嬉しいです!
ケーキファクトリー スマイル
東京都西東京市田無町4-17-18 ドミール田無1F
西武新宿線・田無駅より徒歩6分
ご相談は
ケーキファクトリー スマイル 工場長・吉川真介
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Instagram:https://www.instagram.com/shinsukeyoshikawa/
