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Appare!結成10周年ツアー完走「奇跡じゃないか」初期メン・朝比奈れい“11年目”で決意新たに

2026.07.30

9人組アイドルグループ「Appare!」が2026年7月17日、東京・国立代々木競技場第二体育館で結成10周年ツアー「Appare!10th ANNIVERSARY TOUR〜てんきゅー!!!!!!!!!〜」の千秋楽を迎えた。

4〜7月に東京・北海道・広島・京都・愛知・愛媛・栃木・宮城・大阪・福岡・沖縄・石川・神奈川・台北の14都市を巡り、たどりついたステージではメドレー曲含む27曲を披露。

全編撮影可能のステージ終演後には、ハッシュタグ「#Appareてんきゅー」を伴うファン“竹の子”の投稿がSNSで様々に拡散された。

 

取材・文:カネコシュウヘイ

グループは2016年7月に「天晴れ!原宿」として活動をスタートし、2020年7月に「Appare!」に改名。アイドルソングのヒットメーカーとして知られる玉屋2060%が手がけた『ぱ ぴ ぷ ぺ POP!』(2022年11月リリースの3rdアルバム『Appare!Future』収録)は、TikTokでの視聴数が3億回を突破した。

これまでの歩みでは2024年1月に全国5都市Zeppツアーを達成、2025年1月にグループ念願の日本武道館ワンマンライブを成功に収め、2025年6月リリースのシングル「大爆走!しゅばどかーん!」でメジャーデビュー。

結成メンバーの朝比奈れい。2018年3月加入の永堀ゆめと藤宮めい、七瀬れあ。2018年12月加入の藍井すず。2020年7月加入の橋本あみに加え、2025年10月には北野あむと森川なつ、坂本りさの3人を迎え入れ、夢の横浜アリーナワンマンライブをめざしてひた走っている。

グループの岐路となる結成10周年ツアー千秋楽の序盤では、オープニングSEが鳴ると共に立ち上がった観客がコールとクラップで、会場の熱気を高めた。

ステージの幕開けを飾った『キミだけのワンダーランド』ではイントロから観客の“MIXコール”が場内に響き、朝比奈や永堀ら、古くからの歴史を知るメンバーが各々のパートを繋いだ。

続く『超絶スーパーLOVE!』では、藍井が「楽しんでいきましょう!」と観客を鼓舞。スポットライトがまたたいた『本日は晴天なり』では七瀬がファンに感謝を伝え、ラップパートではメンバーが各々フレーズを鋭く決めた。 

MCではメンバーがファンに挨拶。全員の自己紹介では観客が各々の愛称を叫び、七瀬が「7月2日に10周年を迎えました〜!」と叫ぶと会場中に響き渡る大歓声が上がった。

ここからのメドレーでは、グループの歴史をたどるVTRと共にめまぐるしいパフォーマンスで観客の心を引き寄せる。メドレーのスタート曲『ハジマリのアイズ』では全員のユニゾンが響き、『パレリラパレリラ』に続くライブのキラーチューン『アッパライナ』では、牙をむくようなステージングを展開。

『だいきらいフューチャー』では永堀が曲中に「だーいすき!」の一言で観客をわかせ、バイラルヒットチューン『ぱ ぴ ぷ ぺ POP!』では、タイトルのキャッチーなフレーズでメンバーとファンが声をそろえた。 

会場はわずかに落ち着き、グループは感情揺れる『さんざめく』を披露。ペンライトを手にしたファンの誰もがステージを一心に見つめ、曲中では朝比奈を中心にメンバーが肩を寄せ合った。

幕間で流れたメンバーがモンスターと対峙するVTRでは、メンバーが観客を鼓舞し、ウェーブを促された客席では、ペンライトの光が右から左へと鮮やかに流れた。

ステージには、“プリンセス”をイメージさせる各々のメンバーカラーに分かれた新衣装を着たメンバーが登場。6月に初披露したばかりの新曲『骨格アイドル♡虹べユニコーン』では、SNS時代の時流をつかむフレーズに合わせてメンバーがキュートな表情を浮かべ、初披露からまもないもうひとつの新曲『アッパーリヤ!』では朝比奈の伸びやかなヴォーカルが響き渡り、曲中では、七瀬と坂本、北野と森川が向き合い目を合わせた。

MCでは「記念撮影タイム」として、スマホをかまえる大勢のファンを前にしてメンバーが客席に向けてポージング。現9人体制初のシングルリリース曲となった『きにしないっ!』では、弾むようなリズムに合わせて各々のパートを繋ぎ、『アッパレビバディ』ではステージを降りたメンバーが客席間を練り歩き、ファンのそばで愛嬌を振りまく。

観客と声を合わせながら気持ちを重ねた『未体験Be Alright!』に続き、『Our Music』ではスカートがフワッとなびくパフォーマンスでファンを魅了。『原宿サニーデイ』では各々がリズミカルに呼吸を合わせ、藍井のパワフルな煽りによって会場の勢いが増した。

 MCでは橋本がファンにタオルを持つよう促し、夏を歌い上げる『あっぱれサマーっ!!』へ。メンバーの動きに合わせて客席の頭上でもタオルやペンライトがクルクルと回り、続く『アイネクライネ幼き恋だね』では森川のかけ声でファンがコールで“愛”を叫び、スポットライトが激しくまたたいた『絶対猛信デイドリーマー』では、グループの力強いパフォーマンスにファンの熱気も高まった。

ステージは後半戦へとさしかかり、力強い歌声で会場を射抜いた『晴れ渡れ明日!』の曲中では、藍井が「まだまだやれんの〜⁉︎」とファンを鼓舞。『トゥモローアゲイン』では腕をあおぐメンバーに合わせて客席のペンライトが揺れ、終盤ではメンバーが朝比奈を囲んだ。

続く『新世紀ヒットパレード』では、メンバーに促されて客席のファンも隣同士で肩を組み合い、ステージからは「私たちAppare!は、永久に不滅です!」の叫びが響く。本編ラストの『I YOU WE OUR』ではステージから金テープが盛大に吹き上げ、観客の気持ちこもるクラップが躍動するグループの背中を押した。

メンバーとファンが一体となった記念撮影を済ませ、本編は終了。落ち着きを取り戻した会場では、“太鼓をリズムよく叩く人気ゲーム”風のVTR「タイミングに合わせて叫べ! めざせ1000コンボ!!!!!!!!!」に合わせてファンによる「アンコール」が連呼された。

アンコールのスタート『最高は終わらない』のメロディが流れると、会場全体が明るくなり、客席の各所でメンバーが歌いながら、バスケットから取り出した一輪の花をファンに差し出した。グループはステージに戻り、続く『Summer spit!』では、ファンのコールを受けながら勢いあるパフォーマンスで会場の熱気を高めた。

MCでは、グループ唯一の結成メンバーである朝比奈が、10周年の歴史は「本当に奇跡じゃないかと思っていて。みなさんが元気をもらってくれたり、幸せだよって言ってくださることで、こうして10年間も続いているわけで、感謝の気持ちでいっぱいです」と吐露。

11年目にさしかかり「何が起こるかワクワクしているんですけど、私たちらしく元気で明るくて、ちょっと『うるさいよ』って怒られちゃうぐらいの元気さをもって、初心の気持ちを忘れずに、これからもずっとずっとみなさんといっしょに夢に向かって歩いていきたいなと思っています」と伝え、「みなさんがよそ見する暇もないくらい、これからも毎日元気や幸せを届けていられる、たくさんの方に愛されるグループとなれるように精一杯がんばっていきます」と決意を新たにした。

朝比奈が「ありがとうを込めて」とつぶやき歌いはじめた公演ラストの『スターファインダー』では、ステージ前面のミラーボールが会場の天井を照らし、総立ちでステージをじっと見つめるファンを前にしたメンバーの目には、涙も輝いた。

すべてのパフォーマンスを終え、メンバーは口々に「あっという間」「楽しかった〜!」と思いを噛み締める。ツアー完走の達成感に浸るグループはファンへの感謝を伝え、笑顔を浮かべながらステージをあとにした。

Appare! 10th ANNIVERSARY TOUR〜てんきゅー!!!!!!!!!〜ツアーファイナル
セットリスト

01. キミだけのワンダーランド
02. 超絶スーパーLOVE!
03. アッパレルヤ!!
04. 本日は晴天なり
05. ハジマリのアイズ/パレリラパレリラ/アッパライナ/だいきらいフューチャー/ぱ ぴ ぷ ぺ POP!
06. さんざめく
07. 骨格アイドル♡虹べユニコーン
08. アッパーリヤ!
09. きにしないっ!
10. アッパレビバディ
11. ‎未体験Be Alright!
12. Our Music
13. 原宿サニーデイ
14. あっぱれサマーっ!!
15. アイネクライネ幼き恋だね
16. 絶対猛信デイドリーマー
17. 晴れ渡れ明日!
18. トゥモローアゲイン
19. 新世紀ヒットパレード
20. I YOU WE OUR
21. 最高は終わらない
22. Summer spit!
23. スターファインダー

カネコシュウヘイ

フリーランスのライター、編集者。雑誌編集プロダクションを経て、2010年に独立。ももいろクローバーZをきっかけにアイドルのライブへのめり込み、以降は「現場主義」をモットーに、アイドルを中心としたエンターテインメント業界の取材に重きを置く。インタビュー、ライブレポートの両輪で。Xのアカウントは「@sorao17」。個人noteにも注力。